ラヴ&ピーチ 福島の桃 畑をクロスカントリー場に!?
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収穫前の桃の枝が折れないために
つっかりとは?
本日は雨ですが、昨日の段階で雨とわかっていたので今日記事にした作業を終えました。この季節になるといよいよ桃も出荷直前です。そこで最後の段階に差し掛かったので、「つっかり」という作業をしていました。
余談ですが、うちで「つっかり」と言っているだけで、全国的にはなんと言っているんでしょうか!?(笑) そもそも正式名称はあるのかな(・・?
このように枝に実がたくさんついていると、負荷がかかって枝が折れてしまいます。当然折れた枝に付いている実はそれ以上成長しませんので、廃棄処分になります。そしてこの桃はまだまだ成長過程なのでさらに大きくなります。たくさんの桃を出荷するということは、同時に枝が折れるリスクをしっかり管理するということなのです。
そこで負荷がかかっている枝に対して支柱を立てて支えを作る作業をします。それが冒頭から話している「つっかり」です。実に一本の木に対して20本ほどとりつけるので、難易度の高いクロスカントリー場のようになります(笑)これも美味しい桃を収穫するためになくてはならない作業です。
詳しく部品を紹介!!
サポット
先端に付ける赤い部品はサポットと言います。極小、小、中、大、特大の5種類あります。これは支柱の先端につけて枝に直接触れて挟む部品です。色が赤いのにはしっかり理由があり、落下した場合にすぐに見つけられるようにです。見つけられないと草刈機械で破壊してしまうため、危険なのです。大きさが5種類あるのは様々な太さの支柱に対応するためです。
支柱
私の農園では支柱は竹を使用しています。管理している山に竹林があり手軽に手に入るためです。竹は強度があり腐敗しにくい利点があるので、切り出してから5年は使用できます。
組み合わせて完成
サポットと竹を組み合わせてつっかりの完成です。これを負荷がかかっている枝に仕掛けます。
しっかり支えることによって、枝は折れませんし、生産している農家の心理的負担も軽減します(笑)。そのくらい出荷直前は心配なのです。
皆様にはやく採れたての桃をお届けしたいですね!私の農園で一番早く出荷される「はつひめ」はあと3日ほどで出荷です。もう少々おまちください。