ラヴ&ピーチ 福島の桃🍑 畑にシート!?
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桃に着色する最強の助っ人!?
桃の色の重要性
赤色度とは?
みなさんは桃は好きでしょうか?桃好きの方がこのブログを見てくれていることを願います(笑)。みなさんの知っている桃は赤いですよね?品種によっては黄色に着色する黄桃と呼ばれるもの、白に着色する白桃と呼ばれる桃がありますが、大抵は赤く着色します。あかつきがその代表格ですね!
どれくらい赤く着色しているかを示す数値として「赤色度」というものがあります。一定の基準を設けて、この数値より上であれば特秀の部類である!という風に決めます。桃は大きく分けると優秀な順に特秀、青秀、赤秀と分類されます。特秀が一番優秀なので、当然値段も一番高くなるわけです。このように赤色度を高めることはとても大事です。
着色の方法
なぜ桃に赤い色が付くかみなさんご存じでしょうか?答えは日光です。太陽に照らされて赤くなるわけです。そして光合成もよりいっそう行われて、糖度が高くなり甘くなるわけです。
木の上、上枝になっている桃は自然に日光を浴びて赤くなります。しかし下枝の桃は枝、葉で日光が遮られて十分に浴びることができないことがあります。それでは特秀にはなりにくいです。そこで反射シートを使って下枝の桃に日光を当てます!
反射シートの敷き方
今回は新品を使いました。ロールで販売されており、1ロール50mです。これを木の大きさに合わせて切ります。
切りましたら、専用のピンを使って地面に打ち付けて固定します。このとき、四隅だけを打ち付けます。
私の農園ではなるべく日光が当たるように1本の木に対して4枚敷いています。
2枚敷けば、その間にできた通路を進みながらピンを打てば2枚同時に打てるわけです。1枚敷いてその周りを打つ、というやり方よりは大幅に時間の短縮ですよね!最初の4隅を打つのは風で飛ばされないように固定するためです。
敷き終わるとこのように畑にシートの海が広がったような光景になります。規則正しく並んでいると気持ちがいいんですよね(笑)
ちなみに写真の「左→右=東→西」なので1日中満遍なく日光が当たるようにしてあります。
反射シート
反射シートは桃に限らず様々な果樹に使います。昔はシルバーカラーでしたので「シルバー」と呼ぶ人もいますが、今は白が一般的です。白の方が反射率が高く、曇りの日でも紫外線をも反射して、着色を補助します。しかもあらゆる角度から乱反射するので、下枝の桃を赤くする最大の補助です!
はつひめ
今回反射シートを敷いたのは7月アタマに出荷する「はつひめ」です。私の農園の早生種の中でも最も早い桃です。早生種は比較的小玉傾向なんですが、はつひめはあかつきと同じくらいの大きさになります!
シートを敷いて3日目です。ほんのり赤くなり始めています。出荷が待ち遠しいですね。