ラヴ&ピーチ 福島の桃🍑 花粉の重要性🌸
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人工交配も必要!!
目次
受粉と気温
段々暖かくなり始めた4月上旬、露地より一足先にハウス内の桃が開花しました。開花すると花粉交配があり、しっかり受粉するとそれが結果して実となり、桃になるわけです。
受粉はその時の天候、特に気温が関係してきます。さすがに30度越えをすることはありませんが、暖かければ問題はなく、逆に寒いと問題があります。一般的には15℃以上の気温が受粉するのに必要となります。ミツバチも15℃以下だと活動ご鈍くなります。
今年は開花と同時に30℃近い気温が3日続きました。よってスムーズに受粉も進みましたね。
人工受粉
①ハウス
桃は品種によって花粉がない品種もあります。私の農園で扱っている品種で言えば、「はつひめ」と「川中島」がそれにあたります。よって人工的に受粉させる必要があります。別の花から花粉を採取して、特殊な機器で受粉させる方法もありますが、うちでは最も簡易的な方法を行っています。
先が羽のついた棒を用いて、花粉のある品種の花に擦り付けて花粉を採取し、そのまま花粉のない花につけます。とても単純明快な方法ですが、これがかなり効果的なのです!
ハウス内では風もないので人工授粉は必須なのです。↑
↑羽の先に花粉を付けて花に軽くポンポン!と3回ほどつけます。これを2回ほど少し間をとって行います。
②露地
露地の樹も行います。露地は風、ミツバチ等によって通常は自然受粉で大丈夫なのですが、一度上手く結果しなかった年がありました。当然結実しないので桃があまり実りませんでした。それからは念のために毎年人工授粉も行うようにしました。
露地の樹は非常に高いので、使う器具も伸縮するものを使い、最大3mほどまでは届きます!
どちらの木も咲き始めと、満開で2回行います。地味な作業で時間もかかりますが、桃がならないと話にならないので、とても重要な作業なのです。
今年のできは?
今年は過去1ではないかと言うくらいの豊作です。天候と人工授粉がしっかり効きましたね!出荷に向けての作業頑張ります!!
余談(笑)
この人工授粉の作業もけっこう地味で、長時間拘束されるので音楽は必須なんです!僕が聴いていたのはJanne Da Arcです!令和には存在していませんが、自分の中では色褪せない永遠のバンドです!